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圭室文雄先生の講座「善光寺の歴史」開催

 

 

 2020年9月27日(日)14時30分〜16時に東雲寺文化講座、明治大学名誉教授・圭室文雄先生による連続講座第3回「善光寺の歴史」を開催、30数名ご参加下さいました。

 

 現在、善光寺は単立の宗教法人だが、天台宗の大勧進を本坊として塔頭25院、浄土宗の大本願を本坊として塔頭14坊がある。江戸時代にはもっと塔頭があった。

 善光寺門前四町269軒の商人や職人の職種別の軒数(1850年現在)を見ると、飾張職31軒、賃糸稼27軒、日雇稼21軒、古着商13軒、紙・麻商11軒、古着仲買商8軒、小作稼8軒、賃歩行渡世8軒、綿商6軒、大工職6軒、古道具商6軒、荒物商6軒、紺染職5軒、仕立物職5軒などがあり、繊維関係の職人、商人が多い。

 善光寺のご本尊はひとつの光背の前に阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩の三尊が祀られている独特の形で、秘仏である。善光寺は何度も火災に遭っているが、お前立ちの三尊仏像は重要文化財に指定されている。
 1700年、本堂焼失。1707(宝永4)年に建てられた本堂は近世の建築としては東大寺大仏殿に次ぐ大建築で、屋根の広さは日本一、国宝に指定されている。

 この本堂再建のために、1701年に江戸谷中の感応院で60日間、出開帳。将軍綱吉の母・桂昌院が参拝、綱吉は善光寺如来を江戸城三の丸に迎え、日光門跡公弁法親王も立ち会うなど、幕府ぐるみで勧進。そして天台宗以外の宗派は末寺からお金を集めるか出開帳しても2ヵ国内などというのはあるが、善光寺以外は全国廻国勧化は認められていない。

 将軍の菩提寺である寛永寺を経由して全国廻国する善光寺の「出開帳」を元禄14年7月17日に寺社奉行に願い出、7月21日に認められている。翌22日に阿部正武や土屋正直などの老中6人、柳澤吉保ら側用人2人、青山幸督や松平重頼ら4人の寺社奉行にお礼回りをしたとの覚え書きがある。

 元禄16年2月4日に赤穂浪士が幕府の処罰によって自刃、その6日後、2月10日に江戸を立ち武蔵、相模、駿河、遠江、三河、尾張・・・・近畿、中国(山陽)、九州、四国、大阪、京都、山陰、京都、滋賀、北陸各地を巡り長野に戻っている(東北、関東各地にも行っているとのこと)。出開帳には総勢30人くらいで、僧侶6人ほど、道心2人、侍8人ほど、下々8、9人ほど、長持三棹、馬6疋などが全国を巡回した。宿坊への礼金は30人の宿泊、食事代として、宿泊日数などによって現在のお金で3万円〜33万円ほど支払い、越年の場合は、163万円ほど支払ったなどの興味深いお話しをお聞きすることができた。

 なお、全国巡回の出開帳は、宿場町や城下町の天台宗や浄土宗などの寺院で行われたが、元禄16年2月18日、19日は東海道神奈川宿の宗興寺(曹洞宗)で行われている。

 

 

 



2020.09.28 Monday 13:06
東雲寺あれこれ comments(0)
修証一等は心の持ちようではない

 9月初旬、坐禅会会員のHさんから次のようなEメールをいただいた。

 

(前略)仏教を学び始めて約二年とちょっと。今中心は正法眼蔵で少しずつ読んでいます。曹洞宗が好きです。色々本を読みましたが、ひろさちや氏の道元禅師の解説のなかで「修証一等」という言葉に深く共鳴しています。(後略)

 

 道元禅師の主著『正法眼蔵』の中に「修証一等」という熟語はない。ただ、『正法眼蔵』の序章的な著述とされる『辦道話』の中に一箇所だけ「修証これ一等なり」とある。とは言っても、間違いなく「修証一等」は道元禅師の教えの根幹にあるものと拙は理解させていただいている。それは人権・差別問題に関わりながら門馬幸夫先生(1947年〜、社会学者、駿河台大学名誉教授)から頂戴した助言指導と尊敬すべき誠実な道元研究者・春日佑芳先生(1929〜2002年、哲学研究者、防衛大学校名誉教授)との出会い、親切なご指導などによるものである。

 

 春日先生によると、『正法眼蔵』はこれまでよく理解されて来なかったという。その原因はひとつに道元禅師の難解な文章にある。それは確かだが、そのこととは別に、道元禅師の思想が、そのもっとも根底的なところにおいてさえ理解され難かったのは、私たちが道元禅師の著述を読むにあたって、― 本覚思想に素朴な形で表現されているような―  デカルト的な思考の枠組に縛られており、その視点からしか道元禅師の著述を読むことができなかったからだと仰っておられた。デカルト的な思考の枠組というのは「無我・無心の心境を重んずる形而上学」であり、「われ思うゆえにわれあり」とされる「デカルト的な思う心」の中にこそ「真実」があるという考え方だとされていた(春日佑芳著『道元とヴィトゲンシュタイン』ぺりかん社、1989年)。
 さらに春日先生は、道元禅師は本覚思想の根拠が、心によってものを知るとするところにあるということ、もっと正確にいえば、ものを理解する基準は心にある、と考えるところにあることを、はっきり見抜いていた。本覚思想においては、このことからすべての論理が組み立てられている。道元禅師は、このような考えを「心常相滅」の論と呼び、それは仏教の教えではないと説かれたとされている(春日佑芳著『道元  正法眼蔵の言語ゲーム』ぺりかん社、1992年)。


 そして本覚思想には「現象(現実の世界)」では差別があっても、「本質(さとりの世界)」においては平等だから「すべての人が救われる」とか、「相(外界)」は生滅する幻のようなものだが、「心」は常住不変であるなどと言い、現実社会の不合理な差別の問題などを「心の持ちよう」で解決できると思わせ、結果として差別を容認し、さらには現実社会の差別構造を補強さえしてしまうという問題があったのである。

 

 私はHさんのメールを読んで心配になった。
 ひろさちや氏は、さまざまな宗教や人生論など、特に仏教の教えなどをたいへん分かりやすく書かれる方であり、その著作は数百冊に上ると思う。Hさんがどんな本を読まれたのか分からないので、ひろさちや氏が本覚思想の問題をきちんと意識化した上で道元禅師の教えを解説した本なのかどうかを確かめることができない。また、この短いメールではHさんが本覚思想の問題を理解した上で「修証一等」の教えに深く共鳴されたのかどうかも分からない。
 私の心配は、これまでのわずかな経験から言うと「分かりやすい」ことが悪いわけではないが、「分かりやすい」は危険だということである。既得の知識、思い慣れて来た考え方の延長線上にあると思えるものだから「分かりやすい」と感じるのだろう。が、それはたぶん正しい理解ではない。


 「修証一等」とは、この無常の世の中で、限りある生命、限りある能力でもって、坐禅修行を通して仏教の教えを学び、その教えに遵って、できる限り周囲の人びとに優しく、できる限り自他に誠実に生きることなのである。
〈証(さとり)〉を見ている人は、そのように〈修〉する(仏さまのように行動する)。〈修〉と〈証〉は等しいのだ。



2020.09.21 Monday 17:50
道元禅師の教え comments(0)
秋彼岸入りの日に曼珠沙華開花

晴れた日は毎日、境内の落ち葉掃きをしています。

今年は7月の長雨、8月の猛暑、彼岸花の芽が出るのが遅く感じられ、

「今年はお彼岸に彼岸花が咲かないね」と話していたら、

なんと今朝、咲いてました。



2020.09.19 Saturday 15:09
住職雑感 comments(0)
圭室文雄先生の講座「清水寺の歴史」開催

 

 8月23日14時30分〜16時、2020年度東雲寺文化講座第二回「清水寺の歴史」を開催しました。

 東雲寺の檀信徒の方、坐禅会会員、梅花講院、地域の皆さんなど30数名が受講。

 清水寺の開基は坂上田村麿で、その「縁起」が、当初A4用紙に一枚程度の分量だったものが、時代が下がるにつれて増え、10数ページになることや清水寺と無関係な事項がいろいろ付加されていくことなどを具体的に紹介、お話しいただきました。

 また、奈良(南都)の寺院と比叡山(北嶺)の代理戦争のような形で、清水寺(奈良法相宗興福寺の末寺)と感神院(興福寺末より天台宗延暦寺末寺に改宗)の対立抗争によって、清水寺が何度も火をかけられて伽藍焼失、再建を10数回繰り返していたことなどを紹介いただきました。

 これまで欠かさずに東雲寺文化講座・圭室文雄先生の夏期連続講座(2010年〜20年)に出席されていたM氏(圭室ゼミのOB、名古屋市在住)が、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、県外への移動を自粛、今年は7月、8月と欠席されています。メールや電話で残念そうに「欠席」のご連絡をいただいていました。

 昨日、圭室先生の講義資料を郵送したところ、「ブログ」で発表より先に資料を送って下さって有り難うございますというようなメールを頂戴しました。それで、慌ててブログを更新した次第です。



2020.08.25 Tuesday 20:51
東雲寺あれこれ comments(0)
夏の坐禅会開催中

 

東雲寺では毎年7月、8月は毎週日曜日朝7時〜8時に「夏の坐禅会」を開催しています。

8月23日の第4日曜日にはお子さまと一緒にお父さんが参加されていました。

社会的距離を保ち、マスク着用で坐禅修行しています。



2020.08.25 Tuesday 20:14
東雲寺あれこれ comments(0)
8月15日お盆法要を修行

8月15日午前9時、11時の2回、東雲寺盂蘭盆会合同供養法要を修行。

写真は11時の法要にご参列の皆さま。

木陰で法要に参列いただき、この後に本堂の外、正面の香炉でご焼香いただきました。

猛暑の中、本当にご苦労さまでした。



2020.08.15 Saturday 18:02
曹洞宗あれこれ comments(0)
大施食法会(だいせじきほうえ)を修行しました

 東雲寺の歴史400年ほどの間で、たぶん初めてと思いますが、お檀家さんに本堂内 へお 入りいただくことなく、この意味で「無参列」で、大施食法会(だいせじきほうえ=おせがき)を修行しました。写真でご覧いただけるように、猛暑の中、境内の木陰にお檀家さんがご参加くださり、『大悲心陀羅尼』『甘露門』『修証義』『舎利礼文』を読経する中で、お焼香いただきました。

 また、例年通り福島県有機農業ネットワークから桃「あかつき」を取り寄せ、ご希望の方におわかちして、風評被害が残る福島県の農家の方たちへの支援協力をいただきました。お陰さまで施食法会が終了する前に完売いたしました。有り難うございました。

(写真上)S君たちがフェースシールドをつけて福島県産の桃「あかつき」の販売促進をしてくれました。

(写真下)本堂奥の本尊様の前に設置された施食棚上の三界万霊、先亡諸精霊、新盆精霊などに向かって焼香礼拝するお檀家さんたち。例年は本尊様に向かい合う形で設置する施食棚だが、今年は外から施食棚が見えるように外向きに設置しました。

 



2020.08.06 Thursday 21:43
東雲寺あれこれ comments(0)
圭室文雄先生の東雲寺文化講座「本能寺の歴史」開講

 2020年7月26日(日)14時30分〜16時、明治大学名誉教授・圭室文雄(たまむろ ふみお)先生による「本能寺の歴史」が、コロナ禍の中、できるだけ「三密」を避け、手指の消毒、マスク着用で行われました。

 日蓮宗本能寺の末寺が、寛永10年(1633)段階で全国に93ヵ寺、その内9ヵ寺が九州大隅国(おおすみのくに)の島嶼(とうしょ)部などにあり、天明6年(1786)段階で213ヵ寺、その内56ヵ寺が大隅国にあった。火縄銃が伝来した種子島も大隅国である。火薬や火縄銃などの渡来物を、密貿易とは言わないまでも、私的に貿易することに関与していた可能性のある屋久島や種子島の本能寺の末寺の存在がとても興味深い。

 堺の町衆から大量の火縄銃を入手していたとされる信長は、種子島や屋久島と深い縁のあった本能寺と繋がることも必然だったようである。

 かつての本能寺は、1万坪ほどの境内、本堂、祖師堂、拝殿、開山堂、大方丈、小方丈、庫裡など建物があり、こうした人が休める建物の坪数が計約660坪、つまり1,300畳ほどあり、1,000人くらいが上洛の際に宿泊できたという。信長が宿泊所にしていたことも、こうした条件や縁があったからのようである。

 以上、圭室先生のご講義を拝聴しての住職の感想である。

 

 

 



2020.07.28 Tuesday 16:27
東雲寺あれこれ comments(0)
東雲寺 夏の坐禅会 「三密」を避けて開催中

 7月、8月の毎週日曜日の朝7時〜8時に東雲寺「夏の坐禅会」を開催しています。

 「三密」を避けながら、手指の消毒、マスク着用でご参加いただいています。

 

 なお、8月2日は、施食法会(おせがき)法要準備のために休みます。

 

 これまでの7月の坐禅会参加者数をご報告します。

 7月 5日 36人

 7月12日 38人

 7月19日 36人

 いずれも、参加者は前年比で36〜32%減で、ゆったりお坐りいただいております。

 



2020.07.24 Friday 18:22
東雲寺あれこれ comments(0)
東雲寺文化講座開講のご案内

 今年も東雲寺文化講座に圭室文雄(たまむろ ふみお)先生をお招きし、7月、8月、9月の日曜日に連続講座を開講いたします。どうぞご参加ください。 合掌

 

講   師     明治大学名誉教授   圭室 文雄先生

 

日時・演題  14時30分〜16時(14時開場)
    第1回  7月26日()  「本能寺の歴史」
    第2回  8月23日()  「清水寺の歴史」
    第3回  9月27日()  「善光寺の歴史」

 

会   場   東雲寺本堂   町田市成4-14-1

          電   話 042-726-5909

           Eメール butudou-sogen@vesta.ocn.ne.jp

 

参加費   無 料
 ただし、ご賛同いただければ、「令和2年7月豪雨」災害の被災者・被災地を支援するための募金として、資料代200円のご協力をお願いします。


※ 新型コロナウイルス感染防止のため、マスク着用、手洗い消毒などをお願いします。

 

※ 参加ご希望の方は、資料や会場の準備のため、予め必ずご連絡(お名前、住所、電話番号)ください。



2020.07.24 Friday 11:54
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