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東雲寺仏教講座《「スッタニパータ」を読む》第6回開催

 

 

6月28日(日)14時30分〜16時に『スッタニパータ』第1章の第七経「賤しい人」を読みました。21名の方がご参加くださいました。

特にインドのヴァルナ・ジャーティ(カースト)の差別問題については、バラモン・クシャトリヤ・バイシャ・シュードラの四姓の他にアウト・カーストのチャンダーラとかマータンガを説明する際に、必ず持ち出される「アーリヤ人の東進」が、実は考古学的には確認されておらず、19世紀の言語学的な仮説に過ぎないという指摘(堀晄著『古代インド文明の謎』吉川弘文館、2008年)を紹介、差別問題は、差別する側があれこれと理由付けして作り出した問題であって、差別される側に何か理由や問題があるわけではないことを確認、生まれによって賤しい人となるのではなく、以下に一部列記し紹介するように人を騙したり、怒ってばかりいたり、偽証したり、悪事を働きながら、他人に知られないように隠しごとをしたりする行為をする人を賤しい人というのだ、という最初期の仏教の教えを学びました。

 

116  「怒りやすくて恨みをいだき、邪悪にして、見せかけであざむき、誤った見解を奉じ、たくらみのある人、──かれを賤しい人であると知れ。

 

119  村にあっても、林にあっても、他人の所有物をば、与えられないのに盗(ぬす)み心をもって取る人、── かれを賤しい人であると知れ。

 

121  実に僅かの物が欲(ほ)しくて路行く人を殺害して、僅かの物を奪い取る人、── かれを賤しい人であると知れ。

 

122  証人として尋(たず)ねられたとき、自分のために、他人のため、また財のために、偽りを語る人、── かれを賤しい人であると知れ。

 

123  或いは暴力を用い、或いは相愛して、親族または友人の妻と交(まじ)わる人、──かれを賤しい人であると知れ。

 

126  相手の利益となることを問われたのに不利益を教え、隠し事をして語る人、── かれを賤しい人であると知れ。

 

127  悪事を行なっておきながら、『誰もわたしのしたことを知らないように』と望み、隠し事をする人、── かれを賤しい人であると知れ。

 

 などなど。(中村元訳『ブッダのことば──スッタニパータ』岩波文庫)

 

 

7月から9月は毎月第四日曜日午後2時半〜4時、圭室文雄先生の連続講座になります。

 7月26日 「本能寺」

 8月23日 「清水寺」

 9月27日 「善光寺」

 受講希望の方は、お名前、ご住所、お電話をお書きになって「圭室文雄先生の講座受講希望」などと、下記宛にお申し込みください。

 FAX 042−721−2964

 メール butudou-sogen@vesta.ocn.ne.jp



2020.06.28 Sunday 18:07
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二ヵ月ぶりの仏教講座開催

 ご参加の皆さま全員がマスクを着用し、参加者同士も間隔を空けて座り、本堂のガラス戸を開け放って換気をしつつ、時おり爽やかな風が入って来る本堂で、東雲寺仏教講座「『 スッタニパータ』を読む」(第5回)を開催しました。21名の方がご参加くださいました。また、消毒用ハンドジェルやウエットテッシュをお持ちになってご寄付くださった方もいました。

 

 『スッタニパータ』の「6、破滅」の教えのいくつかを紹介します。

 94 「悪い人々を愛し、善い人々を愛することなく、悪人のならいを楽しむ。これは破壊への門である。」

 96 「睡眠の癖あり、集会の癖あり、奮励することなく、怠りなまけ、怒りっぽいので名だたる人がいる、これは破滅への門である。」

 102 「おびただしい富あり、黄金あり、食物ある人が、ひとりおいしいものを食べるならば、これは破滅への門である。」

 106 「女に溺れ、酒にひたり、賭博に耽り、得るにしたがって得たものをその度ごとに失う人がいる、これは破滅への門である。」

 

 2500年ほど前に説かれていた教えであり、ひとつひとつ身につまされる教えですが、特別なことではなく、時代や地域を超え、人として大事なこと、普遍的な教えであることが分かりました。

 

 次回は、6月28日(日)14時30分〜16時に第6回 東雲寺仏教講座「『スッタニパータ』を読む」を開催予定です。

 

 

 

 

 

 



2020.06.07 Sunday 18:23
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最古のお釈迦さまの伝記

 並川孝儀著『書物誕生―あたらしい古典入門《スッタニパータ》―仏教最古の世界』(岩波書店、2008年)の第8章 第1節「最古層資料にみるゴータマ・ブッダの生涯」(172頁)によれば、

 

 第4章・第5章で生涯に関する記述といえば、サーリプッタ長老が語ったとされる、つぎの二つの偈だけであろう。

 

私は今まで見たこともなければ、誰からも聞いたこともない、このようにみごとに説法される師が、〔弟子や信者などの〕集団の担い手としてトゥシタ天からやって来られ、(955)


〔真実を見る〕眼をもつ人が、神々も存在する〔この〕世界に現れ、一切の暗黒を取り除いて、ただ独り法楽を体得された。(956)

 

 ここには、トゥシタ(兜率:とそつ)天から弟子集団の担い手である師がこの世に生まれ、すべての妨げを取り去り、悟りを得たという内容が説かれる。ただし、主語は師(サッタル)と(真実を見る)眼をもつ(チャックマント)であって、ブッダという呼称で表記はされていない。

 

 と解説されている。

 当然のことながら、最初期の伝承にはお釈迦さまを「ブッダ」とは呼称していなかったようだ。

 この955偈と956偈の並川孝儀氏の訳と中村元先生の訳を比較して読んでみてほしい。

 



2020.04.14 Tuesday 10:44
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『スッタニパータ』を読んでいます

 

 2020年2月16日(日)14時〜15時30分、東雲寺仏教講座「『スッタニパータ』を読む」第3回を開催しました。

 以下の4種類の現代語訳を並行して読み、異同、比較しながら、できるだけお釈迦さまの〈言葉〉に迫る試みを通じて仏教の教えを学ぼうとしています。

 今回は中村元先生の訳で言うと「三、犀の角」のうちの41詩〜71詩までを読みました。

 

中村 元訳『ブッダのことば スッタニパータ』岩波文庫、1984年
荒牧典俊・本庄良文・榎本文雄訳『原始仏典』第七巻「ブッダの詩 機廖屮好奪織縫僉璽拭兵畭困里海箸弌法弭崔娘辧■隠坑牽暁。『スッタニパータ〔釈尊のことば〕全現代語訳』講談社学術文庫、2015年
宮坂宥勝訳『ブッダの教え  スッタニパータ』宝蔵館、2002年
渡辺照宏著『渡辺照宏著作集』第五巻 仏教聖典一「スッタニパータ」筑摩書房、1982年

 

 まず、「三、犀の角」の45詩を4種類の書籍で読みます。

もしも汝が、〈賢明で協同し行儀正しい明敏な同伴者〉を得たならば、あらゆる危難にうち勝ち、こころ喜び、気をおちつかせて、かれとともに歩め。
もしも思慮深い友にして、目的を同じくして行き、正しい修行生活をする知者が得られるのであれば、あらゆる四方八方から流れ込もうとする輪廻の荒波を超克し、よろこびに満ち、あるがままにいまここの存在を自覚しつづけながら、かれとともに行くがよい。
もしも、そなたが賢明な仲間を得るならば、〔また〕共に歩む堅固な〔心をもつ〕同伴者を〔得るならば〕、あらゆる危難を克服し、心喜んで正しい想念を保ち、彼といっしょに行くがよい。
聡明で、行ない正しく、賢い同伴者を友として得たならば、あらゆる苦難にうち勝ち、喜び、思慮ぶかく、彼とともに行動せよ。

 

 次ぎに「三、犀の角」の46詩を4種類の書籍で読んでみましょう。

みます。

 しかしもし汝が、〈賢明で協同し行儀正しい明敏な同伴者〉を得ないならば、譬えば王が征服した国を捨て去るようにして、犀の角のようにただ独り歩め。
 もしも思慮深い友にして、目的を同じくして行き、正しい修行生活をする知者が得られないのであれば、あたかもかのマハージャナカ王が統治していた王土を放棄してそうしたように、ひとり離れて修行し歩くがよい、あたかも一角の犀そっくりになって。
 もしも、そなたが賢明な仲間を得られないならば、〔また〕共に歩む堅固な〔心をもつ〕同伴者を〔得られない〕ようであれば、あたかも王が征服した国を捨てるように、犀の角のように一人で歩むがよい。
 聡明で、行ない正しく、賢い同伴者を友として得ることができないならば、征服された国を立ち去る王がするように、犀の角のように、ただひとり行動せよ。

 

 如何ですか。お釈迦さまの〈言葉〉に迫れるような感じがするでしょうか?



2020.02.18 Tuesday 18:27
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スッタニパータを読む

 東雲寺仏教講座で原始仏典『スッタニパータ』を読んでいます。 

 

 仏教講座のテキストのひとつに加えた渡辺照宏著作集第五巻『仏教聖典 一』(筑摩書房、1982年)の「スッタニパータ」の解題を以下に紹介します。

 

 南方仏教のパーリ語聖典を猯Л甅犒亅甅猩性 の三大部門に分けるうち、第二の犒亅瓩亙陀の説法を収める。この部門を『長部』『中部』『相応部』『増支部』『小部』の五に分けるうち、第五の『小部経典』は長短さまざまの一五の経典を収めてある。このうちの第一を『小誦』とよぶところから『小部経典』と名づけたのであって、必ずしも小さい経典のみとは限らない。中でも、ここに訳出した『スッタニパータ』は『法句経』と並んで、あらゆる仏典のうちでもっとも古い成立に属する。『スッタニパータ』は一一四九の短詩を七二経にまとめてあり、これは五章に分れる。それぞれの章は一二ないし一八の経から成る。それぞれの経は最初から一貫した筋を追うものもあり、そのうちのあるものは散文の説明を加えるが、第一章第一経の如く、同じ題目の詩を寄せ集めたものもある。第五章だけは首尾一貫した一個の物語である。これらの経のうちの若干はアショーカ王(紀元前二八〇年即位)以前から存したものと考えられる。古い時代の教団の生活や考え方を知るために最も重要な資料である。ただし細かい点になると、ふつうに原始仏教として知られているものと必ずしも一致しないが、『スッタニパータ』はそれ以前の段階を示すものと考えられる。出家修行者ならびに在家信者に対する教訓は適切であるが、とくに第一章第八経、第二章第四経などは現在のわれわれの生活にもそのままあてはまる教えである。
 ヨーロッパでも前世紀以来たびたび出版され翻訳され、三種の英訳、二種の独訳がある。日本語訳は立花俊道(国訳大蔵経)、荻原雲来(大東出版社)、水野弘元(南伝大蔵経)、中村元(岩波文庫)のものがあり、このうち最後のものに詳しい文献がある。しかしきわめて古雅な文体で難解の個所が多く、右に挙げた九種の訳者の意見が別れることも多い。本書の訳は一般読者を対象としたが、理解を助けるために鉤括弧(〔    〕)で旧来の漢訳用例を示しておいた。とくに問題になる語の解釈にはジナ教聖典の用法を参照した場合である。


 解題文中の「ジナ教」とはジャイナ教のことで、「インドの宗教の一。開祖は、前六世紀ごろ、ほぼ釈迦と同時代のマハービーラ。ベーダ聖典の権威を否定し、無神論で、アヒンサー(不殺生)をはじめとする禁戒・苦行の実践を説く。三世紀ごろ、白衣派と裸行派に分裂。商業者に信者が多い」という。


 「第一章第八経、第二章第四経などは現在のわれわれの生活にもそのままあてはまる教えである」というので、その教えをいくつか掲げます。

 

 第一章 第八教「慈」(抄)

143 有益な能力あるものが、寂静の境地に達したならば、その義務として、有能であり、どこまでも正しく、ことばやさしく、おだやかで、高慢を捨てなければならない。
144 足るを知り、多くを求めず、用事少なく、簡素に暮らし、官能は平静で、聡明であり、高ぶらず、ひとの家に行ってもむさぼらない。
148 たとえどこにいても、ひとをだますな、軽蔑するな。怒ったり、恨んだりして、ひとの苦痛を願ってはいけない。

 

 第二章 第四経「大いなる幸福」(抄)

262 父母につかえ、妻子を保護し、安らかに仕事を続ける   これが最高の幸福である。
263 ひとに施し、正しい行ないをし、親族を保護し、ひとから非難されない行ないをする   これが最高の幸福である。
264 悪を避け、悪を離れ、飲酒をつつしみ、正義をなおざりにしない   これが最高の幸福である。
265 ひとを敬い、へりくだり、足を知り、恩を忘れず、時に応じて法を聞く   これが最高の幸福である。
266 忍耐し、柔和で、修行者たちと交わり、時に応じて法を語る   これが最高の幸福である。

 



2020.01.27 Monday 11:51
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東雲寺仏教講座「『法句経』を読む」開催

 

 2019年6月23日(日)13時30分〜15時、「『法句経』を読む」第16回を開催いたしました。

第24章343詩句〜第25章370詩句までを拝読しました。次回は10月27日に開催予定です。

 

 7月からの夏季3ヵ月の毎月最終日曜日15時からは明治大学名誉教授・圭室文雄先生の近世宗教史の連続講座を開催します。

 

7月28日は「寛永寺の歴史について」

8月25日は「増上寺の歴史について」

9月29日は「勧修寺の歴史について」

 

  をテーマにご講演いただきます。

 聴講ご希望の方は、お名前、ご住所、電話番号を書いて、下記宛てお申し込みください。

 FAX 042-721-2964

 メール butudou-sogen@vesta.ocn.ne.jp

 ハガキ 194-0044 町田市成瀬4-14-1 東雲寺

 



2019.06.30 Sunday 21:30
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『法句経』 八正道の教え

 春彼岸の最終日午後、東雲寺仏教講座『法句経』を読む(第13回)を開催しました。

 今回は特に第20章「道」の273詩句からの四諦八正道の教えなどを写真のような上下四段に記したテキストを記読みながら仏教の教えを学びました。26名の方が参加されました。資料代として頂戴したお一人200円、今回の総額7,300円(500円や1000円を寄託してくださる方がおられます)は、東日本大震災被災地支援の募金にさせていただいております。



2019.03.25 Monday 14:32
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『法句経』を読んでます

 紀元前4〜3世紀に成立した最古の経典、原始仏典のひとつ『法句経』を読みながら仏教の教えを学んでいます。

 中村元先生の『法句経』(岩波文庫)、友松圓諦師の『法句経』(講談社学術文庫)の現代語訳、友松訳詩、『法句経』漢訳およびその読み下しを併読しながら、『法句経』の教えを学んでいます。

 下記の「第14章 ブッダ」の190、191詩句は仏法僧の三宝、四諦八正道の教えが説かれています。

 興味のある方は、butudou-sogen@vesta.ocn.ne.jp に予めお申し込みくださり、

  12月23日(日)14時30分までに東雲寺本堂にお出でくださり、ご参加ください。

  明年は1月27日(日)14時30分〜16時に開催予定です。

 

 |翅叱機悒屮奪世凌人の言葉』(岩波文庫)
  「第14章 ブッダ」
190,191  さとれる者(=仏)と真理のことわり(=法)と聖者の集い(=僧)とに帰依する人は、正しい知慧をもって、四つの尊い真理を見る。  すなわち(1)苦しみと、(2)苦しみの成り立ちと、(3)苦しみの超克と、(4)苦しみの終滅におもむく八つの尊い道(八聖道)とを(見る)。

 

◆〕Ь菖つ『法句経』現代語訳(講談社学術文庫)
  「14 仏陀について」
190  仏陀と達磨と僧伽とに帰依するところの人は正しい智慧をもって四つの尊い真理を見ることができる。(仏・法・僧宝)
191  四つの尊い真理とは、人生の苦しみなること、その苦しみが何によって起ってきたかということ、次にはこの苦しみの離脱、次には苦の滅尽に達する八種の尊い形式のことである。(四諦)

 

 友松圓諦『法句経』(講談社学術文庫)
  「第14品 仏陀」
190  さとれるものと
        真理の法と
        和合の集まりに
        帰依するものは
        正しき智慧もて
        四つの聖なる
        真理を見るなり
191  くるしみと
       くるしみの
       おい立ちと
       離脱と
       くるしみの
       滅尽に導く
       八つの聖道

 

ぁ 慄ゞ膩弌抓遡(講談社)友松読み下し
  「第14品 仏陀」
190  如有自帰
       仏法聖衆
       道徳四諦
       必見正慧
  如し自ら仏、法、聖衆、道徳の四諦に帰する有らば、必ず正慧を見ん。
191  生死極苦
       従諦得度
       渡世八道
       斯除衆苦
  生死は極苦なり、諦に従って度を得、世を度する八道は、斯れ衆苦を除く。



2018.12.19 Wednesday 11:58
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東雲寺仏教講座「『法句経』を読む」開催

 『法句経』第12章「自己」の165詩句から第13章「世の中」、第14章「ブッダ」の191詩句まで拝読しました。

 183詩句は「すべての悪しきことをなさず、善いことを行ない。自己の心を浄めること、ーーこれが諸の仏の教えである」であり、この漢訳は「諸悪莫作、諸善奉行、自浄其意、是諸仏教」という、いわゆる「七仏通誡偈」と言われるものでした。(ただし、二句目は「衆善」ではなく「諸善」)



2018.11.26 Monday 11:08
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『法句経』を読んでいます

 

東雲寺仏教講座で『法句経』を読んでいます。

岩波文庫の中村元訳『ブッダ真理の言葉』、友松圓諦訳『法句経』の現代語訳、友松作詩、漢訳の4つを比較しながら、『法句経』の説くところを推しはかり学んでいます。

今回は第10章「暴力」137詩句から第12章「自己」164詩句を読みました。

160詩句には有名な「おのれこそ おのれのよるべ/おのれを措きて/誰によるべぞ/よくととのえし/おのれにこそ/まことえがたき/よるべをぞ獲ん」がありました。



2018.10.22 Monday 21:24
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