もとは成瀬街道(旧道)吹上の三叉路(現・町田市成瀬6丁目13番1号近く)にあった「地神塔」の基壇には正面に「山根/講中/吹上」とあり、左側面に「左/江戸道」、右側面に「右/可奈川道」とあって、道しるべを果たしていた。その「地神塔」が東雲寺の境内への石段側に建つ等身大のお地蔵さまの向かい側に移設されている。
最近、郷土史を研究されている方たちが来山、拓本や写真撮影をしていった。その方たちが言うには「もともとあった場所になければ、道しるべの意味がない」とのこと。まったく、その通り。同感である。5年前(2012年10月)に、地元の方たちが、先代住職に許可を得たとして、よく分からない理由で境内に移設してしまった。