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反戦平和も仏教の教え

 12月6日の朝、鐘楼堂周辺の庭掃きをしているとき、曹洞宗人権擁護推進本部のKさんからお電話をいただいた。Kさんによると、東雲寺坐禅会に参加したSさんと名乗る方から人権擁護推進本部へクレームの電話があったというのだ。その内容は、東雲寺の「坐禅会たより」の左端に記している

 

 「憲法の改悪、強引な憲法解釈の変更などによって日本を『戦争のできる《普通の国》』にすることに反対です。平和憲法を護りましょう」

 

 という文章や「町田南地域九条の会」(かつての南多摩郡南村のエリアの九条の会)の会報を受付机上に置いていることに対し、「無になるために坐禅をするのに、政治的なことをしているのはおかしい」というような趣旨だったそうだ。
 Kさんが、直接あなたが東雲寺住職に話してはどうですかと応答し、さらに仏教の基本的な教えの中に戦争に反対する考え方があるというようなことを話すと、そんなことを言っているからダメなんだと怒られてしまったという。そこでKさんが、とにかく東雲寺の住職にはこのような内容の電話あったということだけは伝えると約束して受話器を置いたそうである。
 庭掃除を終えてから、東雲寺坐禅会の芳名録を調べてみたが、そこにSさんという名前、それに似た氏名はなかった。Sさんという檀信徒の方も東雲寺にはいない。私の方からこの方へ連絡をとる方法が今のところないので、このブログでSさんという方の苦言?に応えたいと思う。

 

 まず、戦争に荷担し、荷担させられてきた宗教、仏教の歴史的な事実がある。私(1951年生まれ)は戦争経験者ではないが、戦場で亡くなった方のご遺族や傷ついて復員してきた父親をはじめ多くの体験者の話を聞いて来た。また、戦中戦後、きびしい生活を強いられた母親はじめ多くの戦争体験者の話も耳にしている。そうしたことから、次代、次々代などの人たちが戦争で苦しむことのないようにと思って、憲法の平和主義、国民主権、基本的人権の尊重の三原則を護り、さらにこれらを全世界に広めていくべきではないかと思っている。これはかけひきや権力闘争などの政治的なことではなく、きわめて宗教的な課題「人の幸せ」に深く関係することと私は信じている。

 また、2005年12月から東雲寺境内の掲示板に

 

 「仏教徒の願い―どのような《理由》の戦争にも反対です。武力によって平和な世界が創り出せるなどというのは誤りです。平和的な解決を求めます」

 

 というメッセージを貼り出して来た。このポスターを見た「町田南地域九条の会」の方から、呼びかけ人の一人になってほしいというお誘いがあり、あまりお力になれないがと申し上げながらお請けした。
 ご承知のように九条の会は、井上ひさし(作家)、梅原猛(哲学者)、大江健三郎(作家)、奥平康弘(憲法学者)、小田実(作家)、加藤周一(評論家)、澤地久枝(作家)、鶴見俊輔(哲学者)、三木睦子(国連婦人の会会長、元総理夫人)の九名の方たちが呼びかけて始められた運動である。私は九条の会発足当初よりそのとりくみに注目していた。思想、信条、宗教、支持政党などの垣根を越えて憲法九条を護ること一点を目的にした個人加入の草の根の運動だ。興味のある方に会報を持っていっていただきたいと思い、受付机上に置いている。

 

 それから「無になる坐禅」については、道元禅師が「息慮凝寂(そくりょぎょうじゃく=思慮を息(や)めて、無意識になること)」の坐禅は正しく伝えられて来た坐禅ではないと明確に否定されている。折に触れて私が坐禅会参加者の皆さま方にくれぐれも勘違いしないようにご注意申し上げて来たことである。

 

 話しは変わるが、12月24日(日)15時から東雲寺仏教講座を開催する予定である。この回より『法句経(ほっくきょう)』を読もうと思っている。これは原始仏教教団の中にあって、いろいろな形で伝えられていた詩を集めたもので、編集時期は紀元前4〜3世紀、仏教経典中最古の経典の一つである。お釈迦さまの「真実の言葉」が記されているとされており、この経典に

 

 「己が身にひきくらべて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ」

 

という教えがある。これは戦争反対に通じる教えだと思う。



2017.12.17 Sunday 09:25
人権・平和・環境 comments(0)
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2018.07.12 Thursday 09:25
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