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部落解放・人権文化フォーラム2011「人と人を結ぶ人権文化」に参加しました
11月21日(月)、浅草公会堂で開催された部落解放・人権文化フォーラムに参加した。 全体会の記念講演では、直木賞作家の熊谷達也氏(マタギ三部作、世良田村事件や東北の被差別部落を舞台にした作品がある)が東日本大震災の被災地・仙台の自宅で被災した経験を詳細に語りながら、被災経験を被災地以外の人に話しても理解されない、伝わらないということを感じたが、それは差別問題においても被差別当事者の思いが非被差別者に理解されない、伝わらないということと共通するのではないか、という指摘があった。 それはそうかも知れない。しかし、それでも私たち人間に与えられている能力、たとえば想像力などをフル稼働させ、人権学習・「同和」研修などを継続的に受講し、人権意識を高めて、そうしたことによって、できるだけ被差別当事者と非被差別者との〈壁〉を相互に乗り越え、少しでも両方(という立場)から近づいて(差別は多種多様であり、複雑に絡み合っているのだから)、相互に理解しようと努力し続けることが大切であり、それ以外にないのだろうと私は思っている。 もうひとつ記憶しておきたいことでは、熊谷氏が3年間の教員生活の中で学んだことで「イジメと差別の違い」の話があった。イジメは世の中の誰もがダメだとする悪いことだが、差別は表向きはダメとしながら、世の中には差別する人を許してしまう、差別をヨシとする人たちがいるというような話があった。 イジメと差別は同根だという考えが一般的だと思うが、熊谷氏のこのイジメと差別の違いの指摘はたいへんに興味深く思えた。 というのは、「連続大量差別はがき事件」の犯人が逮捕された後の取り調べの中で言っていた「差別をすることで、気持がすっきりとした」ということに関係すると思うのである。 私もいくつかの〈差別事件〉に関わり、その〈解決〉に向けた取り組みに参加したことがあるが、〈差別発言〉は苦しみながら、逡巡しながら行われるのではなく、実に気持ちよく〈差別発言〉がなされるということを、〈問題発言〉をした人からの聞き取りの中で何度も感じていたからである。 同日、すみだリバーサイドホールで行われた分科会の二本目の報告で、清掃職員「同和」研修の講師が職業差別などの〈問題発言〉を繰り返したということだったが、この講師も実に気持ちよく〈差別発言〉をし、気持がすっきりして〈差別講演〉を終えたことだったろうと想像する。 苦しみながら逡巡しながら〈差別発言〉をするなどということはないのだ。他者を蔑み、差別するときに、私たち人間の心の中の暗闇からふつふつ湧き上がって来るような暴力的な感情について、私たちはもう少し向きあい、考え、究明し、人権確立、人権啓発に利するような取り組みにつなげるよう、共々に歩みを進めなければならないのではないかと感じた。 露の新治師匠が好演
さん喬師匠の「禁酒番屋」 中入り後の新治師匠の二席目「紙入れ」 さん喬師匠の取り席「抜け雀」 成瀬名物東雲寺寄席を開催しました
今年も柳家さん喬師匠と露の新治師匠の二人会。ゲストにカンカラ三線の演歌師岡大介さんを迎えました。さん喬師匠の「禁酒番屋」「抜け雀」や新治師匠の「つる」「紙入れ」に本堂が大爆笑の渦に包まれました。 岡さんのカンカラ三線の伴奏で会場も一緒に懐メロを大合唱。
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