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悪天候の中、仏教講座開催

 10月22日15時からの仏教講座「『赴粥飯法』を読む」ですが、台風21号が接近する中、中止すべきという連れ合いの助言もありましたが、前日の土曜日夕刻の気象情報で台風上陸にはまだ時間的余裕があるということが分かり、講座を開催させていただきました。

 この日、お檀家さんの年回法要4件の予定がありましたが、12時からと13時からの法要は前日にキャンセルになっていました。

 土曜日の気象情報の内容が開催困難と分かった場合、登録していただいている受講希望者全員に電話連絡をしようと思っていました。

 実はこの講座はもともと6月に予定していた『赴粥飯法』の禅の修行道場での食事の頂き方という内容のものなのですが、6月18日に先代住職の逝去があって、葬儀準備のため中止、夏季3ヵ月の文化講座を挟んで、今月に開催という経緯があります。そのため、この日の開催を見送ると、気持ち的に仏教講座そのものの継続が危うくなるような気がして、開催に踏切ました。

 10月22日早朝の子ども坐禅会もありましたが、激しい雨で誰も来ないだろうと思って、その場合、住職一人で坐禅させていただこうと思っていましたら、小さなお子さんを連れて来てくださった3組の親子さんたちをはじめ12名の方が参加くださり、いつものように坐禅を修行し、終了後、くれぐれも帰路を気をつけてくださるようにお話ししました。

 仏教講座「『赴粥飯法』を読む」にはご覧のように8名の方(いつもの3分の1くらいの人数?)がご参加で、ご一緒に道元禅師の食事作法のお教えを勉強させていただきました。

 16時すぎころから、町田市から携帯電話に何度もエリアメール(傾斜地にお住まいの方、河川の近くにお住まいの方に避難準備を呼びかけるもの。高齢者の方などには避難を呼びかけるもの)があり、その度に講座を中断、受講者の皆さまにメール内容を伝達し、講座を早めに終了してはどうかと呼びかけたところ、せっかく出席したので予定通り講座を続けてほしいということでした。雨は強くなったり、弱くなったりでしたが、講座修了後、気をつけて帰宅されるようお願いしました。

 
 



2017.10.23 Monday 19:00
東雲寺あれこれ comments(0)
昭和薬科大学実験動物慰霊法要

 

 10月18日(水)12時から町田市東玉川学園にある昭和薬科大学において実験動物慰霊法要を修行しました。

  毎年10月の第三水曜日に実施。今年も理事長さん、学長先生はじめ教職員、学生さんたち7、80名ほどが参列、『観音経』読経の中、慰霊碑の前に献花しました。

 18日の前後は雨続き、冬を思わせるような寒い日々だったのですが、なんとこの日だけ、お陰さまで晴天でした。

 写真は、大学の庶務課の方が撮影してメール貼付で送ってくださったものです。



2017.10.20 Friday 23:08
成瀬あれこれ comments(0)
露の新治師匠からのメール【転載】.

住職の友人・露の新治師匠からメールが届きました。

以下にその一部を転載します。

 

 知り合いから教えて戴きました。

 自衛隊統合幕僚幹部学校の先生もされている、伊勢崎さんの話です。

 革新でもリベラルでもありません。ほんまに怖いです。なるべく知り合いにお広めください。

 すでに届いていましたら、すみません。
   「国防の最大の脅威は安倍政権」

http://blog.goo.ne.jp/purpleknight78/e/592c80ac6fe874dcf08ca6b42652f525

 



2017.10.20 Friday 18:08
人権・平和・環境 comments(0)
殺すなかれ 殺させるなかれ

 アンヌ・モレリ(1948年生まれ。ブリュッセル自由大学歴史批評学教授)の著書『戦争プロパガンダ10の法則』(草思社文庫、2015年)を読み始めた。この本は、イギリスの政治家アーサー・ポンソンビー(1871〜1946年)が第一次世界大戦中にイギリス政府をはじめドイツ、フランス、アメリカ、イタリアが行った戦争プロパガンダを分析、名著『戦時の嘘』の中でまとめた指摘をふまえて、こうした戦争プロパガンダの基本的なメカニズムを検証した書籍である。戦争プロパガンダは10項目の「法則」に集約できるという。その10項目を以下に記す。

 

  1、われわれは戦争をしたくはない
  2、しかし敵側が一方的に戦争を望んだ
  3、敵の指導者は悪魔のような人間だ
  4、われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う
  5、われわれも意図せざる犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる
  6、敵は卑劣な兵器や戦略を用いている
  7、われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大
  8、芸術家や知識人も正義の戦いを支持している
  9、われわれの大義は神聖なものである
  10、この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である

 

  次にナチスのヘルマン・ゲーリング(1893〜1946年。ヒトラーの後継者に指名され、ドイツ帝国総元帥となるが、ヒトラーと対立して官職を剥奪される。戦後、絞首刑を宣告され、刑執行前に服毒自殺)のニュルンベルク裁判中の「名言?」を紹介しよう。

 

  もちろん、一般市民は戦争を望んでいない。貧しい農民にとって、戦争から得られる最善の結果といえば、自分の農場に五体満足で戻ることなのだから、わざわざ自分の命を危険に晒したいと考えるはずがない。当然、普通の市民は戦争が嫌いだ。(中略)
  しかし、結局、政策を決定するのは国の指導者達であり、国民をそれに巻き込むのは、民主主義だろうと、ファシスト的独裁制だろうと、議会制だろうと共産主義的独裁制だろうと、常に簡単なことだ。
(中略)
  国民は常に指導者たちの意のままになるものだ。簡単なことだ。
  自分達が外国から攻撃されていると説明するだけでいい。そして、平和主義者については、彼らは愛国心がなく国家を危険に晒す人々だと公然と非難すればいいだけのことだ。
  この方法はどの国でも同じように通用するものだ。                 
(傍線、柚木)

 

  曹洞宗では、毎年、年度初めの4月に管長(大本山永平寺、大本山總持寺の貫首〈住職〉が二年交代で就任する役職)名でその年の活動方針『管長告諭』を発表している。平成29年度の告諭の中には次のような文言がある。

 

  私たちは「人権の尊重、平和の実現、環境の保全」の取り組みを柱とし、「殺すなかれ 殺させるなかれ」のみ教えのもと、互いに慈しみあう争いのない社会、原子力に頼らない社会、そして“いのち”を生かしあう社会の実現を願っています。

 

 文中の「殺すなかれ 殺させるなかれ」の原典は『法句経(ダンマパダ)』(中村元訳『ブッダの真理のことば・感興のことば』岩波文庫)で、「己が身にひきくらべて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ」というお釈迦さまの教えである。
 また、境内の掲示板や客殿の中に曹洞宗の『私たちの誓い』を貼り出している。誓いの一つが
私たちは、ひとりびとりの生命の尊さを自覚し戦争のない平和な世界の実現に努めます」だ。
 現在(2017年10月17日)、テレビや新聞は選挙報道一色になっているが、つい先ごろまでは北朝鮮などの脅威を毎日取り上げ、さんざん国民の不安を煽って来た。こうした中、突然、衆議院が解散された。戦争のできる《普通の国》にするための憲法改悪を進めようとしている人たちがニヤリとほくそ笑み、舌を出していると思えて仕方がない。

 各候補者の発言に眉に唾しながら耳を傾けたいと思う。



2017.10.17 Tuesday 13:17
人権・平和・環境 comments(0)
昭和史と正方形 から ともに学ぶ人間の歴史

 あるテレビ番組で灘中学・高等学校校長・和田孫博先生の「謂れのない圧力の中で  ある教科書の選定について」というエッセイの紹介があった。インターネットで検索してみると、その原文を読むことができた。まず、問題を理解するために、その冒頭部分を引用紹介する。 

 

 本校では、本年四月より使用する中学校の歴史教科書に新規参入の「学び舎」による『ともに学ぶ人間の歴史』を採択した。本校での教科書の採択は、検定教科書の中から担当教科の教員たちが相談して候補を絞り、最終的には校長を責任者とする採択委員会で決定するが、今回の歴史教科書も同じ手続きを踏んで採択を決めており、教育委員会には採択理由として「本校の教育に適している」と付記して届けている。
 ところが、昨年末にある会合で、自民党の一県会議員から「なぜあの教科書を採用したのか」と詰問された。こちらとしては寝耳に水の抗議でまともに取り合わなかったのだが、年が明けて、本校出身の自民党衆議院議員から電話がかかり、「政府筋からの問い合わせなのだが」と断った上で同様の質問を投げかけてきた。今回は少し心の準備ができていたので、「検定教科書の中から選択しているのになぜ文句が出るのか分かりません。もし教科書に問題があるとすれば文科省にお話し下さい」と答えた。

 

 するとこの後、和田校長のところに抗議や嫌がらせの手紙二百通ほどが届くようになった。調べてみると、それはある右派団体や政府筋に関係する人物が画策したものということが分かった。念のために兵庫県私学教育課や教育委員会義務教育課、文科省の知人に相談すると、検定教科書の中から選定委員会で決めたものだから何の問題もないとのことだった。
 『ともに学ぶ人間の歴史』という教科書を採択した理由は「既存の教科書が高校受験を意識して要約に走りすぎたり重要語句を強調して覚えやすくしたりしているのに対し、歴史の基本である読んで考えることに主眼を置いた教科書、写真や絵画や地図などを見ることで疑問や親しみが持てる教科書を作ろうと」している点が、「学習者が主体的に問題を発見し、思考し、他の学習者と協働してより深い学習に達することを目指す」アクティブ・ラーニングに向いた教科書と評価したからだったというのだ。
 和田校長のエッセイの結論部分に、歴史家・保坂正康著『昭和史のかたち』(岩波新書)第二章「昭和史と正方形  日本型ファシズムの原型」からファシズムの権力構造は「情報の一元化」「教育の国家主義化」「弾圧立法の制定と拡大解釈」「官民挙げての暴力」という四辺の正方形の中に国民を閉じ込め、檻に入ったような状態にして、国家はその面積さらに狭くしていこうとするなどを紹介し、最後を次のように結んでいた。

 

 では、現在に当てはめるとどうなるのだろうか。第一辺については、政府による新聞やテレビ放送への圧力が顕在的な問題となっている。第二辺については、政治主導の教育改革が強引に進められている中、今回のように学校教育に対して有形無形の圧力がかかっている。第三辺については、安保法制に関する憲法の拡大解釈が行われるとともに緊急事態法という治安維持法にも似た法律が取り沙汰されている。第四辺に関しては流石に官民挙げてとまではいかないだろうが、ヘイトスピーチを振りかざす民間団体が幅を利かせている。(中略)もちろん現憲法下において戦前のような軍国主義やファシズムが復活するとは考えられないが、多様性を否定し一つの考え方しか許されないような閉塞感の強い社会という意味での「正方形」は間もなく完成する、いやひょっとすると既に完成しているのかもしれない。

 

 衆議院が解散され総選挙だというが、和田校長の心配が現実のものならないように願いたい。隣国の脅威を理由に世論を操作誘導し、まるで当たり前のように、既定路線にように軍拡を進め、右傾化を強める日本の政治状況に危機感を覚える。



2017.10.11 Wednesday 11:55
人権・平和・環境 comments(0)
子ども坐禅会について

 東雲寺坐禅会に初めて参加してくださった方に、坐禅会の資料や会員証(名札)をお送りしている。

 このとき、コミュニケーション・カード(返信用ハガキ)も同封して、参加するきっかけやご希望などをお寄せいただくようにしている。

 東雲寺坐禅会参加者芳名帳にお書きくださった住所を見たときに、ずいぶん遠くからご参加くださったんだなぁと思った方、府中市のT・Iさんから嬉しいコミュニケーション・カードが、本日、届いた。参加するきっかけや理由を尋ねたところの応答の文章が、以下のようなものである。

 

 実家が曹洞宗で小さい頃から般若心経を聞いて育った。

 落ち着きのない息子に、静かに自分と向き合う時間を与えたくて。

 以前から坐禅や説法に興味があったが、全国的に見ても子連れで行けるような寺がなく、やっと見つけた!と思った。

 

 子ども坐禅会は、毎月第4日曜日7時〜8時に開催、7月と8月は夏休み最初と最後の土曜日(都合により日曜日になることもある)に開催している。小さなお子さまは保護者の方や姉さん兄さんとご一緒に参加くださるようにお願いしている。改めて考えてみると、小さなお子さんと保護者の方が参加できる、定期的に開催されている坐禅会は、全国的に珍しいということである。

 その日によって、参加者が小さなお子さんよりも大人の方が多いときもあるが、毎月第4日曜日の小さなお子さんと保護者の方が一緒に参加できる、東雲寺の「子ども坐禅会」を今後も続けて行きたい。

 どうぞ、お母さん、お父さん、お子さん連れで坐禅会にお出かけください。



2017.10.10 Tuesday 15:05
東雲寺あれこれ comments(0)
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