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法句経を読みました
第一章 ひと組ずつ 1 ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも汚れた心で話したり行なったりするならば、苦しみはその人につき従う。 車をひく牛の足跡に車輪がついて行くように。
2 ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも清らかな心で話したり行なったりするならば、福楽はその人につき従う。 影がそのからだから離れないように。
4 「かれは、われを罵った。かれは、われを害した。かれは、われにうち勝った。かれは、われから強奪した。」という思いをいだかない人には、ついに怨みが息(や)む。
6 「われらは、ここにあって死ぬはずのものである」と覚悟しよう。 このことわりを他の人々は知っていない。しかし、このことわりを知る人々があれば、争いはしずまる。
8 この世のものを不浄であると思いなして暮し、(眼などの)感官をよく抑制し、食事の節度を知り、信念あり、勤めはげむ者は、悪魔にうちひしがれない。 岩山が風にゆるがないように。
9 けがれた汚物を除いていないのに、黄褐色の法衣をまとおうと欲する人は、自制が無く真実と無いのであるから、黄褐色の法衣にふさわしくない。
10 けがれた汚物を除いていて、戒律をまもることに専念している人は、自制と真実とをそなえているから、黄褐色の法衣をまとうのにふさわしい。▼
11 まことではないものを、まことであると見なし、まことであるものを、まことでないものと見なす人々は、あやまった思いにとらわれて、ついに真実(まこと)に達しない。
12 まことであるものを、まことであると知り、まことではないものを、まことではないと見なす人は、正しき思いにしたがって、ついに真実(まこと)に達する。
13 屋根を粗雑に葺(ふ)いてある家には雨が洩れ入るように、心を修養していないならば、情欲が心に侵入する。
14 屋根をよく葺(ふ)いてある家には雨の洩れ入ることが無いように、心を修養してあるならば、情欲の侵入することが無い。 反戦平和も仏教の教え
12月6日の朝、鐘楼堂周辺の庭掃きをしているとき、曹洞宗人権擁護推進本部のKさんからお電話をいただいた。Kさんによると、東雲寺坐禅会に参加したSさんと名乗る方から人権擁護推進本部へクレームの電話があったというのだ。その内容は、東雲寺の「坐禅会たより」の左端に記している
「憲法の改悪、強引な憲法解釈の変更などによって日本を『戦争のできる《普通の国》』にすることに反対です。平和憲法を護りましょう」
という文章や「町田南地域九条の会」(かつての南多摩郡南村のエリアの九条の会)の会報を受付机上に置いていることに対し、「無になるために坐禅をするのに、政治的なことをしているのはおかしい」というような趣旨だったそうだ。
まず、戦争に荷担し、荷担させられてきた宗教、仏教の歴史的な事実がある。私(1951年生まれ)は戦争経験者ではないが、戦場で亡くなった方のご遺族や傷ついて復員してきた父親をはじめ多くの体験者の話を聞いて来た。また、戦中戦後、きびしい生活を強いられた母親はじめ多くの戦争体験者の話も耳にしている。そうしたことから、次代、次々代などの人たちが戦争で苦しむことのないようにと思って、憲法の平和主義、国民主権、基本的人権の尊重の三原則を護り、さらにこれらを全世界に広めていくべきではないかと思っている。これはかけひきや権力闘争などの政治的なことではなく、きわめて宗教的な課題「人の幸せ」に深く関係することと私は信じている。 また、2005年12月から東雲寺境内の掲示板に
「仏教徒の願い―どのような《理由》の戦争にも反対です。武力によって平和な世界が創り出せるなどというのは誤りです。平和的な解決を求めます」
というメッセージを貼り出して来た。このポスターを見た「町田南地域九条の会」の方から、呼びかけ人の一人になってほしいというお誘いがあり、あまりお力になれないがと申し上げながらお請けした。
それから「無になる坐禅」については、道元禅師が「息慮凝寂(そくりょぎょうじゃく=思慮を息(や)めて、無意識になること)」の坐禅は正しく伝えられて来た坐禅ではないと明確に否定されている。折に触れて私が坐禅会参加者の皆さま方にくれぐれも勘違いしないようにご注意申し上げて来たことである。
話しは変わるが、12月24日(日)15時から東雲寺仏教講座を開催する予定である。この回より『法句経(ほっくきょう)』を読もうと思っている。これは原始仏教教団の中にあって、いろいろな形で伝えられていた詩を集めたもので、編集時期は紀元前4〜3世紀、仏教経典中最古の経典の一つである。お釈迦さまの「真実の言葉」が記されているとされており、この経典に
「己が身にひきくらべて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ」
という教えがある。これは戦争反対に通じる教えだと思う。 そもそもなぜ葬儀をするのか
2017年10月23日(月)14時から港区西麻布の大本山永平寺東京別院長谷寺で、国立歴史民俗博物館民俗研究系准教授の山田慎也氏を招いての研修会があった。概要を報告する。(文責、柚木) 今朝の霜柱
手がかじかむような朝、境内墓地を掃除していますと、落葉が氷ついており、霜柱が7、8センチ。寒いはず。
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