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境内の黄梅と白梅
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2019.02.23 Saturday 16:25
東雲寺あれこれ comments(0)
ヒヨドリがミカンを食べに来ています

 

数年前に東雲寺の庫裡の前の庭先に小鳥の餌台を作りました。

冬の時期、ミカンを半分に切っておいておくと、ミカンの皮を残してきれいに食べて行きます。

かなりピンボケですが、台所のサッシの窓越しに撮影しました。



2019.02.21 Thursday 22:40
東雲寺あれこれ comments(0)
檻とライオン(その2)

 楾大樹氏(はんどう・だいき;弁護士、ひろしま市民法律事務所所長)の「檻の中のライオン〜憲法ってなんだろう〜」という講演について、前回に続いて印象深いところを報告したい(文責・柚木)。
  楾氏は「国家権力=ライオン」と「憲法を檻」に譬えて、人々に憲法についての正しい知識を伝え、国民主権の意味や民主主義について考えようという啓発活動を続けている。


 檻(=憲法)で何を守るのか。ライオン(=国家権力)を檻に入れているのは、ライオンが勝手に戦争を始めたり、国民の自由を奪ったりしないようにするためである。


 憲法9条2項「(前略)陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」とあり、交戦権は檻の外にある。自衛隊が1954(昭和29)に設立されたが、これは他国が攻めて来たときに自国を守るため(個別的自衛権)の組織であり、戦力ではないとされて来た。また、同盟国が攻撃されたときに自国への攻撃と見なして反撃できる集団的自衛権については、歴代内閣は9条との関係で行使できないとして来た。ところが安倍政権は2014(平成26)年7月に憲法を改正せずに閣議決定で憲法解釈を変えて集団的自衛権を認め、2015年9月には安全保障関連法を成立させた。ライオンが檻を壊し始めているのである。
 私たちが人間らしく暮らしていくことを邪魔するのはライオンである。専制政治、独裁政治では私たちに自由はない。ライオンを檻に入れておく  憲法で国家権力を縛っておくことで、私たちの自由が守られている。例えば民主主義の前提である表現の自由が21条で保障されている。檻がなかったら、政権批判をしたら弾圧されるかも知れない。戦前には表現の自由がなかった。戦争反対を口にすれば逮捕され拷問されるようなこともあった。憲法という檻が国家権力から私たちを守っているのだ。権力を批判することは権力を暴走させない大切なブレーキなのだ。
 自民党「改憲案21条」の表現の自由の条文には「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動(中略)は、認められない」と書き加えられている。政権を批判してはいけないというのか。
また、憲法21条に書いてはないが、私たちには自由に情報にアクセスする権利(知る権利)がある。国家権力が何をしようとしているか、マスコミなどを通じて知ることができる。しかし、ライオンは檻の中を覗かれるのが嫌で、カーテンで隠そうとする。2013(平成25)年12月に成立した「特定秘密保護法」は政権内部を隠すカーテンになる。これまでも「黒塗りの文書」「文書がない」「記憶にない」などとして、見せたくないところをカーテンで隠しながら、格好良いところだけ見せて、民意をコントロールして来たように思う。いくら格好が良いからと言って無邪気に信じたり無批判に支持したりはできないのだ。

 憲法19条には思想及び良心の自由が書かれている。戦前には思想の自由がなく、取り締まりがなされた。憲法20条には信教の自由、政教分離が定められている。皇位継承の際に行われる大嘗祭は神道の宗教儀式、国費で賄うのは如何なものかという秋篠宮文仁親王の発言があった。親王の立場で政治的発言をする問題は別として、政教分離の問題に抵触する可能性があるだろう。異なる宗教を信じている人も税金を納めているのだから、特定の宗教に国費を支出するのは違憲なのである(89条)。同様に「公の支配に属しない慈善、教育、若しくは博愛の事業」にも国費支出は禁じられている。国有地払い下げの「森友学園問題」も違憲の問題と思われる。
  憲法22条には居住、移転、職業選択の自由、23条には学問の自由が記されている。1935(昭和10)年には、それまで通説とされていた「天皇機関説」が不敬であるとして美濃部達吉が排撃されその著作が出版禁止になる学説弾圧事件があった。こうしたことなどで昭和初期に言論の自由が壊され、軍国主義化が加速し、戦争に突き進んで行った歴史がある。
 私は聴講していて憲法改悪の危機感をより深めた。



2019.02.18 Monday 21:35
人権・平和・環境 comments(0)
涅槃会(お釈迦さまのお命日)法要

 

 

 2月15日朝9時から涅槃団子作りをし、午後1時30分より、そのお団子を涅槃図の前にお供えして、梅花講の皆さんと涅槃会の法要を修行しました。

 法要後、ご参加くださった講員各位とご家族の皆さまなどのご健康をお祈りしつつ、甘酒とお団子をいただきました。



2019.02.18 Monday 18:57
東雲寺あれこれ comments(0)
檻の中のライオン 憲法ってなんだろう

 

 1月20日(日)15時から町田市原町田の宗保院さま(鬼頭広安住職)で町田市仏教会理事会が開催され、来る4月の花祭りなどの明年度事業について話し合った。その後、16時〜18時30分に日本国憲法についての研修会が行われた。講師は楾大樹氏(はんどう・たいき=弁護士、ひろしま市民法律事務所所長)、演題「檻の中のライオン〜憲法ってなんだろう〜」という講演だった。市内寺院住職、副住職、寺族20名ほどが参加、聴講した。
 この講演は昨年7月に八王子市大和田町の大泉寺さま(久保井賢丈住職)で行われた同旨の研修会に参加した砂越聰志師(町田市南町田常楽寺住職)が、久保井奈美さん(当日の研修会「憲法カフェ」を主催した大泉寺寺族)と住職の賢丈師の助言を受け、講師の楾弁護士に出講を依頼し、日程調整をして実現したものだった。
楾弁護士は、2013年7月の参議院選挙の争点のひとつとなった「憲法96条改正論」や同年12月「特定秘密保護法」成立という状況を目の前にして、よく憲法を知らないままに議論が進み、改憲に向かうような風潮に危惧を抱き、憲法に関する啓発活動を始めたという。
 「憲法96条改正論」とは、同条の規定、憲法の改正は衆・参の各議院の総議員の三分の二以上の賛成で国会が発議し、国民投票などで過半数以上の賛成が必要なのだが、これを改憲しやすくするためハードルを下げようとする議論がなされていることである。また、「特定秘密保護法」については、何を特定秘密とするか曖昧であり、憲法で保障された国民の知る権利や人権、取材・報道の自由が阻害されるおそれがあるなどの問題が指摘されているのである。

 今回の講演は、まず、お相撲の例えから話が始まった。東西の力士が土俵の上で相撲を取る。政治的立場にも思想信条の右左があるが、その議論は土俵にあたる憲法というルールの中で行われなければならない。これが立憲主義である。ところが近年、政権・国家権力がこの土俵の形を自分たちに都合の良いように変えてしまっているのではないかとの指摘があった。
 そして憲法は誰が護らなければならないのか? 「国民みんな」か、「国民みんなではない」のかが問われた。参加者のほとんどが「国民みんな」の方に挙手した。すると、その答えとして憲法99条「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」という、公務員が憲法を護る中で仕事をしなければならないということが紹介された。このことを知っただけで、政治の見方が変わるのではないかと楾弁護士が言った。なるほど、見方が変わる感じがした。
 私たちは基本的人権をなぜ持っているのか? それは「国から与えられたから」か、「憲法に定められているから」か。実はそうではなく、日本国憲法は、生まれながらにして自然に人間として幸せに生きる権利を持っているという「天賦人権説」に立っている。そのことが憲法11条や97条に記されている。こうした当たり前である基本的人権について、なぜ憲法に記されているのかというと、それは権力によって人権が侵害されて来た歴史があるからなのだ。
 しかし、自民党の改憲案では「天賦人権説」は西洋の考え方だからとしてなのか、基本的人権は国家によって国民に「与へられる」ものとし、第十章「最高法規」の第97条「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」を全文削除している。

 楾弁護士は、強大な力を持つ国家権力を百獣の王ライオンに、憲法を檻に譬え、「檻の中のライオン」と名付けた憲法を学び話し合う集会「憲法カフェ」を月に15、6回のペースで開催中だ。『憲法がわかる46のおはなし 檻の中のライオン』(かもがわ出版、2016年)、『けんぽう絵本 おりとライオン』(同前、2018年)を出版、これらは小中学校の副教材などとして活用されている。



2019.02.03 Sunday 11:12
人権・平和・環境 comments(0)
紅梅が開花し始めました
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寒風の中、境内墓地内の紅梅が開花し始めました。


2019.02.02 Saturday 13:24
東雲寺あれこれ comments(0)
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