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殺すなかれ 殺させるなかれ

 アンヌ・モレリ(1948年生まれ。ブリュッセル自由大学歴史批評学教授)の著書『戦争プロパガンダ10の法則』(草思社文庫、2015年)を読み始めた。この本は、イギリスの政治家アーサー・ポンソンビー(1871〜1946年)が第一次世界大戦中にイギリス政府をはじめドイツ、フランス、アメリカ、イタリアが行った戦争プロパガンダを分析、名著『戦時の嘘』の中でまとめた指摘をふまえて、こうした戦争プロパガンダの基本的なメカニズムを検証した書籍である。戦争プロパガンダは10項目の「法則」に集約できるという。その10項目を以下に記す。

 

  1、われわれは戦争をしたくはない
  2、しかし敵側が一方的に戦争を望んだ
  3、敵の指導者は悪魔のような人間だ
  4、われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う
  5、われわれも意図せざる犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる
  6、敵は卑劣な兵器や戦略を用いている
  7、われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大
  8、芸術家や知識人も正義の戦いを支持している
  9、われわれの大義は神聖なものである
  10、この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である

 

  次にナチスのヘルマン・ゲーリング(1893〜1946年。ヒトラーの後継者に指名され、ドイツ帝国総元帥となるが、ヒトラーと対立して官職を剥奪される。戦後、絞首刑を宣告され、刑執行前に服毒自殺)のニュルンベルク裁判中の「名言?」を紹介しよう。

 

  もちろん、一般市民は戦争を望んでいない。貧しい農民にとって、戦争から得られる最善の結果といえば、自分の農場に五体満足で戻ることなのだから、わざわざ自分の命を危険に晒したいと考えるはずがない。当然、普通の市民は戦争が嫌いだ。(中略)
  しかし、結局、政策を決定するのは国の指導者達であり、国民をそれに巻き込むのは、民主主義だろうと、ファシスト的独裁制だろうと、議会制だろうと共産主義的独裁制だろうと、常に簡単なことだ。
(中略)
  国民は常に指導者たちの意のままになるものだ。簡単なことだ。
  自分達が外国から攻撃されていると説明するだけでいい。そして、平和主義者については、彼らは愛国心がなく国家を危険に晒す人々だと公然と非難すればいいだけのことだ。
  この方法はどの国でも同じように通用するものだ。                 
(傍線、柚木)

 

  曹洞宗では、毎年、年度初めの4月に管長(大本山永平寺、大本山總持寺の貫首〈住職〉が二年交代で就任する役職)名でその年の活動方針『管長告諭』を発表している。平成29年度の告諭の中には次のような文言がある。

 

  私たちは「人権の尊重、平和の実現、環境の保全」の取り組みを柱とし、「殺すなかれ 殺させるなかれ」のみ教えのもと、互いに慈しみあう争いのない社会、原子力に頼らない社会、そして“いのち”を生かしあう社会の実現を願っています。

 

 文中の「殺すなかれ 殺させるなかれ」の原典は『法句経(ダンマパダ)』(中村元訳『ブッダの真理のことば・感興のことば』岩波文庫)で、「己が身にひきくらべて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ」というお釈迦さまの教えである。
 また、境内の掲示板や客殿の中に曹洞宗の『私たちの誓い』を貼り出している。誓いの一つが
私たちは、ひとりびとりの生命の尊さを自覚し戦争のない平和な世界の実現に努めます」だ。
 現在(2017年10月17日)、テレビや新聞は選挙報道一色になっているが、つい先ごろまでは北朝鮮などの脅威を毎日取り上げ、さんざん国民の不安を煽って来た。こうした中、突然、衆議院が解散された。戦争のできる《普通の国》にするための憲法改悪を進めようとしている人たちがニヤリとほくそ笑み、舌を出していると思えて仕方がない。

 各候補者の発言に眉に唾しながら耳を傾けたいと思う。



2017.10.17 Tuesday 13:17
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昭和史と正方形 から ともに学ぶ人間の歴史

 あるテレビ番組で灘中学・高等学校校長・和田孫博先生の「謂れのない圧力の中で  ある教科書の選定について」というエッセイの紹介があった。インターネットで検索してみると、その原文を読むことができた。まず、問題を理解するために、その冒頭部分を引用紹介する。 

 

 本校では、本年四月より使用する中学校の歴史教科書に新規参入の「学び舎」による『ともに学ぶ人間の歴史』を採択した。本校での教科書の採択は、検定教科書の中から担当教科の教員たちが相談して候補を絞り、最終的には校長を責任者とする採択委員会で決定するが、今回の歴史教科書も同じ手続きを踏んで採択を決めており、教育委員会には採択理由として「本校の教育に適している」と付記して届けている。
 ところが、昨年末にある会合で、自民党の一県会議員から「なぜあの教科書を採用したのか」と詰問された。こちらとしては寝耳に水の抗議でまともに取り合わなかったのだが、年が明けて、本校出身の自民党衆議院議員から電話がかかり、「政府筋からの問い合わせなのだが」と断った上で同様の質問を投げかけてきた。今回は少し心の準備ができていたので、「検定教科書の中から選択しているのになぜ文句が出るのか分かりません。もし教科書に問題があるとすれば文科省にお話し下さい」と答えた。

 

 するとこの後、和田校長のところに抗議や嫌がらせの手紙二百通ほどが届くようになった。調べてみると、それはある右派団体や政府筋に関係する人物が画策したものということが分かった。念のために兵庫県私学教育課や教育委員会義務教育課、文科省の知人に相談すると、検定教科書の中から選定委員会で決めたものだから何の問題もないとのことだった。
 『ともに学ぶ人間の歴史』という教科書を採択した理由は「既存の教科書が高校受験を意識して要約に走りすぎたり重要語句を強調して覚えやすくしたりしているのに対し、歴史の基本である読んで考えることに主眼を置いた教科書、写真や絵画や地図などを見ることで疑問や親しみが持てる教科書を作ろうと」している点が、「学習者が主体的に問題を発見し、思考し、他の学習者と協働してより深い学習に達することを目指す」アクティブ・ラーニングに向いた教科書と評価したからだったというのだ。
 和田校長のエッセイの結論部分に、歴史家・保坂正康著『昭和史のかたち』(岩波新書)第二章「昭和史と正方形  日本型ファシズムの原型」からファシズムの権力構造は「情報の一元化」「教育の国家主義化」「弾圧立法の制定と拡大解釈」「官民挙げての暴力」という四辺の正方形の中に国民を閉じ込め、檻に入ったような状態にして、国家はその面積さらに狭くしていこうとするなどを紹介し、最後を次のように結んでいた。

 

 では、現在に当てはめるとどうなるのだろうか。第一辺については、政府による新聞やテレビ放送への圧力が顕在的な問題となっている。第二辺については、政治主導の教育改革が強引に進められている中、今回のように学校教育に対して有形無形の圧力がかかっている。第三辺については、安保法制に関する憲法の拡大解釈が行われるとともに緊急事態法という治安維持法にも似た法律が取り沙汰されている。第四辺に関しては流石に官民挙げてとまではいかないだろうが、ヘイトスピーチを振りかざす民間団体が幅を利かせている。(中略)もちろん現憲法下において戦前のような軍国主義やファシズムが復活するとは考えられないが、多様性を否定し一つの考え方しか許されないような閉塞感の強い社会という意味での「正方形」は間もなく完成する、いやひょっとすると既に完成しているのかもしれない。

 

 衆議院が解散され総選挙だというが、和田校長の心配が現実のものならないように願いたい。隣国の脅威を理由に世論を操作誘導し、まるで当たり前のように、既定路線にように軍拡を進め、右傾化を強める日本の政治状況に危機感を覚える。



2017.10.11 Wednesday 11:55
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子ども坐禅会について

 東雲寺坐禅会に初めて参加してくださった方に、坐禅会の資料や会員証(名札)をお送りしている。

 このとき、コミュニケーション・カード(返信用ハガキ)も同封して、参加するきっかけやご希望などをお寄せいただくようにしている。

 東雲寺坐禅会参加者芳名帳にお書きくださった住所を見たときに、ずいぶん遠くからご参加くださったんだなぁと思った方、府中市のT・Iさんから嬉しいコミュニケーション・カードが、本日、届いた。参加するきっかけや理由を尋ねたところの応答の文章が、以下のようなものである。

 

 実家が曹洞宗で小さい頃から般若心経を聞いて育った。

 落ち着きのない息子に、静かに自分と向き合う時間を与えたくて。

 以前から坐禅や説法に興味があったが、全国的に見ても子連れで行けるような寺がなく、やっと見つけた!と思った。

 

 子ども坐禅会は、毎月第4日曜日7時〜8時に開催、7月と8月は夏休み最初と最後の土曜日(都合により日曜日になることもある)に開催している。小さなお子さまは保護者の方や姉さん兄さんとご一緒に参加くださるようにお願いしている。改めて考えてみると、小さなお子さんと保護者の方が参加できる、定期的に開催されている坐禅会は、全国的に珍しいということである。

 その日によって、参加者が小さなお子さんよりも大人の方が多いときもあるが、毎月第4日曜日の小さなお子さんと保護者の方が一緒に参加できる、東雲寺の「子ども坐禅会」を今後も続けて行きたい。

 どうぞ、お母さん、お父さん、お子さん連れで坐禅会にお出かけください。



2017.10.10 Tuesday 15:05
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圭室文雄先生の連続講座、本年度最終回

明治大学名誉教授・圭室文雄先生をお招きしての東雲寺文化講座。

2017年度第三回(最終回)は

9月24日(日)15時〜16時30分

東雲寺本堂を会場に開催します。

今回の演題は「泉岳寺と四十七士」です。

参加希望の方は、会場や資料準備のため、予めご一報ください。



2017.09.21 Thursday 07:44
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露の新治師匠からのメール
 以下狭山パンフを読む会のメールです。転送します。露の新治拝

 狭山パンフを読む会の同志の皆さん! 狭山再審を闘う全ての皆さん!三者協議における証拠開示の動きにつき、報告を送ります。転送・拡散を!

7月の第33回三者協議で、東京高裁は東京高検に証拠開示勧告を行いました。(「犯行動機」関係の証拠物4点、20万円を手に入れるために凶悪犯罪を決意する根拠など無かった事を証明している物、\仞邂賤困気鵑僚∀実態関係のメモ、▲丱ぅ購入関係書類、他)これまで、「検討要請」程度で済まされていたのが、「勧告」に踏み込んだ点は評価すべきでしょう。検察も開示に応じざるを得ないでしょう。
しかしながら、東京高検が開示を拒んでいる、“鏗下圓痢嶌睇曄廖崋蠶◆彜愀検↓◆崋白」に至る背後に在る抗議ハンストやそれに伴う健康状態、等についての開示勧告はしませんでした。また、事実調べに至っては協議事項にすらあがっていません。
情勢が厳しい上、高齢の石川一雄さん・石川早智子さんの体調は、一度風邪をひくといつまでも咳が止まらないなど、万全とは言い難いものがあります。しかしながら、そんなお二人を筆頭に、再審弁護団・部落解放同盟を始め全国の人々が不屈に闘い続けています。10月中旬の第34回三者協議にむけ、これまで以上に下山鑑定人の尋問などの事実調べを勝ち取るための闘いを各地で強めましょう。なお、三者協議についての解放同盟の速報全文は豊中・狭山事件研究会の作成した「狭山事件最新情報」の頁http://sayamajiken.jimdo.com/からダウンロード出来ます。


2017.09.20 Wednesday 22:04
人権・平和・環境 comments(0)
彼岸花が咲きました
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涼しくなったなと思ったら、境内のあちこちに曼珠沙華、彼岸花が咲きました。彼岸の入りの日も間近です。


2017.09.17 Sunday 14:02
住職雑感 comments(0)
さん喬・新治二人会 第9回成瀬名物「東雲寺寄席」

 今年も成瀬名物「東雲寺寄席」を開催します。

 柳家さん喬師匠、露の新治師匠の二人会です。さん喬師匠は2017年4月29日に紫綬褒章を受章されました。

 ゲストにめおと楽団ジキジキのお二人をお迎えします。ジキジキのお二人は東雲寺寄席出演が二度目です。

 

 9月1日より予約受付をいたします。

 ご希望の方は、郵便、FAX、Eメールでお申し込みください。

 

    郵便 〒194−0044

                 町田市成瀬4−14−1 東雲寺

    FAX 042−721−2964

    Eメール butudou-sogen@vesta.ocn.ne.jp



2017.08.29 Tuesday 06:45
東雲寺あれこれ comments(0)
夏期文化講座開催


 

  圭室文雄先生(たまむろ・ふみお、明治大学名誉教授)を講師にお迎えし、8月27日午後3時から「成田不動(新勝寺)の歴史」のご講演をいただきました。

  次回は9月24日(日)15時〜16時30分「泉岳寺と四十七士」の予定です。



2017.08.28 Monday 10:27
東雲寺あれこれ comments(0)
子ども坐禅会

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   8月26日朝7時〜8時、夏休み最後の土曜日に子ども坐禅会を開催しました。

 成瀬台などの近隣の子どもたちや保護者の方たち、住職の家族が整体でお世話になっている矢野川先生が指導されている極真空手矢野川道場の子どもたちと先生たち、合わせて百十数名が参加してくださいました。

 『般若心経』を読み、開会の挨拶の後、私たちをはじめ宇宙のあらゆる事物を構成する四大五蘊や私の生命につながる「七世の父母」のお話しをしました。そして坐禅の坐り方、二十分ほどの坐禅。小さなお子さんが少しお話ししていましたが、子どもたち70名ほどと大人の方たち40名ほどが本堂いっぱいに居ながら、シーンと静まりかえった時間、空間の中で坐禅を修行しました。



2017.08.26 Saturday 16:38
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詠範会の皆さんが無常御和讃のお唱え

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   8月23日10時、曹洞宗東京都宗務所詠範会研修会開催に先立ち、講師の片岡修一師範に導師をお務めいただき、参加者全員で、能宣東堂の供養のため、「舎利礼文」を読経、「無常御和讃」を奉詠くださいました。



2017.08.23 Wednesday 11:17
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