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百歳の他生をも度取すべきなり

 『正法眼蔵』「行持」の巻の中に「たとひ百歳の日月は声色の奴婢と馳走すとも、そのなか一日の行持を行取せば、一生の百歳を行取するのみにあらず、百歳の他生をも度取すべきなり。この一日の身命はたふとぶべき身命なり、たふとぶべき形骸なり」という説示があり、明治期に編纂された曹洞宗宗典『修証義』にも取り入れられている。これを春日佑芳先生(1929年3月〜2002年12月)は次のように解釈されている。


  たとえこれまでの百歳の日月は、世俗の仕事に追いまわされてきたにしても、その中にあって、もしこの一日の行持における、諸仏の命を体得するならば、これまでの一生の、百歳の命とは何であったかを体得するのみではなく、さらに百歳の他生にもわたり、のちの世の菩薩に受け継がれる自己の命をも、体得できるであろう。この一日の身命は貴ぶべき身命である、貴ぶべき身体である。

 

  春日先生は尊敬すべき誠実な哲学者であり、道元禅師研究者だった。私が先生のご指導を頂戴したのは晩年の10年間だったが、そうした中で先生の口から発せられた言葉に、はッとして思わず先生のお顔を見るようなことが何回かあった。そのひとつが「哲学するというのは根本からすべてを疑うということであって、□□さんのはそうではないから」というものだった。

  先生が仰っていた「哲学する」という意味を私なりに理解したように思えたのは、先生ご逝去後、東雲寺坐禅会で『正法眼蔵』を少しずつ読み進める中で、先生が畢生の書と仰っていた『正法眼蔵を読む』全6巻(ぺりかん社)を参照していたときだった。

 かつて私が曹洞宗宗務庁在職当時に、春日先生にお願いして執筆いただいた檀信徒向けのパンフレット『この一日は宝石よりも貴い』(曹洞宗宗務庁、1994年4月)を改めて読んでみると、そこにも次のような文章があった。

 

   どのような世界を心に見ているかは、その人の行動をもって言う。その意味で、心は行動にある。心と身をもってする行動とは、切り離すことはできない。「身心一如」なのである。「修証一等」(修行と証の心とは等しい)というのも、またこのことである。とすれば、行動を同じくするものは、心を同じくすることになる。これは、同じ菩薩道の中にあって修行するものは、同じ証(さとり)の心をもって生きるということである。だから道元禅師は、「諸仏と同じく、菩薩道の中に生き抜くとき、自分は諸仏と、その心を同じくして生きているのだ」と語ったのである(これを「同修・同証」という)。

 

 春日先生が確信された、こうした道元禅師の「身心一如」「修証一等」の考え方をもとにして、冒頭に引用した説示の中で注目したいのは「百歳の他生をも度取すべきなり」である。

 「他生」とは今生(この世に生きている間。この世。現世)からみて、前世(過去世)や後世(未来世)のことであるから、たとえば

 「後生で百歳の命をも救えるはずのものである」(盒狂陳訳)

 「来世の百歳をも彼岸に渡すことになるはずである」(森本和夫訳)

 「他の百歳の生涯をも済度するはずである」(水野弥穂子訳)

 「前世や後世などの他の百歳の生涯をも救済することになるだろう」(拙訳)

 

 などという意味になる。文字面上はこうした解釈で許されるかも知れない。が、この道元禅師の説示は私たち坐禅修行者(菩薩)にとってどういうことなのかが臍落ちしなければ意味がない。
 春日先生はこのところを「百歳の他生にもわたり、のちの世の菩薩に受け継がれる自己の命をも、体得できるであろう」と解釈されている。そして前出のパンフレットの中で春日先生は「同じ修行の中に、同じ証の心があるのだとすれば、菩薩道に生きている、いまの自己の心も、また後の世の菩薩たちに、そのまま受け継がれていくことになるだろう。このようにして自己の心は、死後もなお、後の世の菩薩たちの心の中に、いつまでも伝えられていく。こう道元禅師は信じていた」としておられる。



2017.11.20 Monday 10:57
道元禅師の教え comments(0)
東雲寺境内に移設された道しるべ「地神塔」

 

 もとは成瀬街道(旧道)吹上の三叉路(現・町田市成瀬6丁目13番1号近く)にあった「地神塔」の基壇には正面に「山根/講中/吹上」とあり、左側面に「左/江戸道」、右側面に「右/可奈川道」とあって、道しるべを果たしていた。その「地神塔」が東雲寺の境内への石段側に建つ等身大のお地蔵さまの向かい側に移設されている。

 最近、郷土史を研究されている方たちが来山、拓本や写真撮影をしていった。その方たちが言うには「もともとあった場所になければ、道しるべの意味がない」とのこと。まったく、その通り。同感である。5年前(2012年10月)に、地元の方たちが、先代住職に許可を得たとして、よく分からない理由で境内に移設してしまった。

 

 



2017.11.16 Thursday 13:25
成瀬あれこれ comments(1)
境内の紅葉も終わりに・・・・



2017.11.15 Wednesday 23:10
住職雑感 comments(0)
お地蔵さまの帽子とよだれかけ

 東雲寺の表参道から境内に上がる石段の南側に等身大のお地蔵さまが立っている。

 享保13年7月吉日、東雲寺八世住職のときに「武州多摩郡成瀬村総施主」によって建立されたものである。

 東雲寺の檀家さんで梅花講員でもあったSさんが、長い間、定期的にお地蔵さまの帽子(頭巾)とよだれかけを作っては取り替え、着せ替えをしていてくださった。Sさんが高齢になっても、帽子とよだれかけを縫い、娘さんご夫婦に頼んで取り替えてくださっていた。よだれかえけには、ミッキーマウスなどのアップリケが付けられていて、参拝者の心をなごませていた。しかし、残念ながら、Sさんがもうお裁縫ができないとなって、数ヵ月前に市販の頭巾やよだれかけを購入、試着してみると、お地蔵さまの頭のザイズが86センチほどもあり、よだれかけも幅30センチ、長さ75センチほどないとダメなことが分かり、あちこち探していた。

 この度、京都の商店で特注することができ、大きな帽子、長いよだれかけが届いた。

 久しぶりの頭巾姿のお地蔵さまである。

 



2017.11.15 Wednesday 23:07
東雲寺あれこれ comments(0)
曹洞宗関東地区有道会東京大会

2017年11月6日(月)13時から浅草ビューホテルにて、第41回関東地区有道会東京大会が開催されました。

10年後の寺院はどうなるのか?

寺院の将来像をさまざまな調査結果、統計などから予測し、識者5人から有益で刺激的な提言を頂戴しました。

実行委員会のひとりとして大会の裏方をさせていただきました。

 

 



2017.11.07 Tuesday 21:41
曹洞宗あれこれ comments(0)
第9回成瀬名物「東雲寺寄席」

11月5日(日)13時30分開演、さん喬師匠紫綬褒章受賞記念成瀬名物「東雲寺寄席」を開催。

埼玉県や千葉県から来てくださった方など遠近の落語ファン。さん喬師匠のご贔屓、新治師匠のご友人やおっかけ、東雲寺檀信徒、ご近所の皆さん方、約160名の善男善女が楽しいひとときを過ごしました。

ゲストは、夫婦楽団ジキジキのお二人。第4回東雲寺寄席に次いで二回目の出演。
番組は、露の新治師匠「あみだ池」、柳家さん喬師匠「ちりとてちん」、紫綬褒章受章お祝い、花束贈呈、お仲入り、音曲漫才・めおと楽団ジキジキさんのお二人、新治師匠「ごんべえ狸」、さん喬師匠「子はかすがい」。



2017.11.07 Tuesday 21:22
東雲寺あれこれ comments(0)
東雲寺境内にも紅葉が
2017110512100000.jpg


2017.11.05 Sunday 12:11
東雲寺あれこれ comments(0)
東雲寺境内にも紅葉が
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2017.11.05 Sunday 12:08
東雲寺あれこれ comments(0)
悪天候の中、仏教講座開催

 10月22日15時からの仏教講座「『赴粥飯法』を読む」ですが、台風21号が接近する中、中止すべきという連れ合いの助言もありましたが、前日の土曜日夕刻の気象情報で台風上陸にはまだ時間的余裕があるということが分かり、講座を開催させていただきました。

 この日、お檀家さんの年回法要4件の予定がありましたが、12時からと13時からの法要は前日にキャンセルになっていました。

 土曜日の気象情報の内容が開催困難と分かった場合、登録していただいている受講希望者全員に電話連絡をしようと思っていました。

 実はこの講座はもともと6月に予定していた『赴粥飯法』の禅の修行道場での食事の頂き方という内容のものなのですが、6月18日に先代住職の逝去があって、葬儀準備のため中止、夏季3ヵ月の文化講座を挟んで、今月に開催という経緯があります。そのため、この日の開催を見送ると、気持ち的に仏教講座そのものの継続が危うくなるような気がして、開催に踏切ました。

 10月22日早朝の子ども坐禅会もありましたが、激しい雨で誰も来ないだろうと思って、その場合、住職一人で坐禅させていただこうと思っていましたら、小さなお子さんを連れて来てくださった3組の親子さんたちをはじめ12名の方が参加くださり、いつものように坐禅を修行し、終了後、くれぐれも帰路を気をつけてくださるようにお話ししました。

 仏教講座「『赴粥飯法』を読む」にはご覧のように8名の方(いつもの3分の1くらいの人数?)がご参加で、ご一緒に道元禅師の食事作法のお教えを勉強させていただきました。

 16時すぎころから、町田市から携帯電話に何度もエリアメール(傾斜地にお住まいの方、河川の近くにお住まいの方に避難準備を呼びかけるもの。高齢者の方などには避難を呼びかけるもの)があり、その度に講座を中断、受講者の皆さまにメール内容を伝達し、講座を早めに終了してはどうかと呼びかけたところ、せっかく出席したので予定通り講座を続けてほしいということでした。雨は強くなったり、弱くなったりでしたが、講座修了後、気をつけて帰宅されるようお願いしました。

 
 



2017.10.23 Monday 19:00
東雲寺あれこれ comments(0)
昭和薬科大学実験動物慰霊法要

 

 10月18日(水)12時から町田市東玉川学園にある昭和薬科大学において実験動物慰霊法要を修行しました。

  毎年10月の第三水曜日に実施。今年も理事長さん、学長先生はじめ教職員、学生さんたち7、80名ほどが参列、『観音経』読経の中、慰霊碑の前に献花しました。

 18日の前後は雨続き、冬を思わせるような寒い日々だったのですが、なんとこの日だけ、お陰さまで晴天でした。

 写真は、大学の庶務課の方が撮影してメール貼付で送ってくださったものです。



2017.10.20 Friday 23:08
成瀬あれこれ comments(0)
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